【展示生物】:クロホシイシモチ 学名:Apogon notatus
~伊豆の石と“海の石”~
石の日
1月4日は“石の日”です。この日に、地蔵や狛犬、墓石など願いがかけられた石に触れると、願いが叶うと言われているそうです。
この石の日にちなみ、下田海中水族館では、石を持った魚「クロホシイシモチ」を展示いたします。
「クロホシイシモチ」の石は、魚の内耳にある耳石と呼ばれる魚の平衡感覚を司る石のことで、白くて小さな石が、内耳の中に左右に1つずつあります。
名前にあるクロホシとは、眼の上に黒い点がついている特徴からです。
<< 伊豆半島で産出される石 >>
伊豆半島で算出される代表的な石と言えば“伊豆石”。 伊豆石は安山岩系の石で、代表的なものでは江戸城(現皇居)の石積みに、伊豆半島の各地から切り出された石が使われています。
また、現在でも石を切り出した跡地(石丁場)が残っており、下田市内にも伊豆石を使用した建築物が残っていいますので、この機会に、石の建築物や石丁場を巡ってみるものいいですね。
※本展示では来館者の皆さまにもお願い事をしてもらおうと、展示水槽前に伊豆特産の「伊豆石」を用意いたします。 ぜひ伊豆石に触れながらお願い事をしてみてください。