人工保育:ミルクを与えていた時の様子
現在のレオ
当館生まれのバンドウイルカ「レオ」この夏3歳になり、元気に大活躍中!
<< 生後まもなく母親と死別した仔イルカ“レオ”が3歳になりました >>
当館の入り江で飼育しているバンドウイルカの「レオ」は2016年8月14日に誕生しました。
一般公募で「レオ」という愛称がつき、無事にこの夏満3歳の誕生日を迎えました。
誕生当時は約120cm、約30kgであった体格も、今では1日に10kgほどのエサの魚を食べ、体長約220cm、体重約130kgと立派に成長し、この夏休みは無料プログラム「いるかの学校」では、当館に訪れた多くのお客様に元気な姿をご覧頂き、有料プログラム「うきうきドルフィン」や「わくワーク」に参加いただいたお客様には多くの思い出を持ち帰っていただきました。
「レオ」は生後8ヶ月頃に母親イルカとの突然の死別を経験しています。それまで食べていたエサもショックの影響からか食べなくなったことがありました。当時はまだ母親からのミルクを必要とする時期でもあり、水族館職員総動員で3週間ほど人工保育を行い、大きな危機を乗り越えました。
また、母親と仲の良かった大人のメスのイルカ「ミカン」が乳母役に徹して、「レオ」のサポートをしてくれたことも「レオ」の精神面を大きく支えました。
沢山の愛情を注がれて3歳となった「レオ」は、来春のイルカショーデビューを目指し、本年10月頃より若手トレーナーと共にトレーニングに励んで行く予定となっていますので、是非皆様も少し成長した元気な「レオ」に会いにお越し下さい。