ダンゴウオ

ネコザメがサザエを割って食べるシーンをご覧いただけるダイバーによる魚の餌付けショー “ディスカバリーオーシャン”は、1日2回(10:35~、14:35~)

固いサザエさえ割って食べる海のネコザメのお話

海のネコ「ネコザメ」

日本では2月22日が猫の日で、“にゃんにゃんにゃん”の語呂合わせから1987年に制定されました。

日本以外でも日にちは違いますが、猫の日があるようです。

下田海中水族館では、猫は猫でも海のネコ“ネコザメを、入り江に浮かんだ水族船「アクアドームペリー号」内の大水槽で催される魚の餌付けショー“ディスカバリーオーシャン”で紹介しています。

ここで何と! ダイバーからもらう餌「サザエ」をバリバリ割って食べるネコザメを見ることができます。

他ではなかなかお目にかかれないネコザメの食事シーンをご覧ください。

ネコザメは、日本周辺~朝鮮半島・台湾までの太平洋沿岸に生息し、日本では東北以南の暖かい海の浅場で暮らしています。伊豆ではダイバーに人気があるポピュラーなサメの仲間です。ドリル状の変わった形の卵を産むことが知られ、当館では日本初の水槽内繁殖・産卵・孵化育成に成功し、日本動物園水族館協会より繁殖賞を受賞しています。産卵期は2~6月で、一度に2つの卵を産みます。子どもは卵の中で成長し、およそ一年後に体長20cmで孵化します。大きな頭が特徴で、噛む力が強くサザエなどを噛み砕いて食べることから「サザエ割り」「サゼーワリ」などと呼ばれています。