SDGs 10月の報告 生き物を守る法律

皆さん今年の夏はどう過ごされましたか?

海や川、森など自然を堪能された方もいるのではないでしょうか。そんな豊かな自然は、いろいろな生き物たちが生息することで保たれています。

例えば、ミミズは土壌を豊かにすること、ミツバチは花粉をつけて花の受粉に関わることなどが有名で、多種多様な生き物がいるからこそ自然が成り立つのです。また、人間にとっては大切な資源(主に食料資源として)でもあります。その資源を守るため、自然を守るための法律などがあります。

 日本の生物多様性の指標となるレッドデータブックとしては「環境省レッドリスト2020(環境省)(※1)」があります。生き物たちのバランスは絶妙で、1種類の生き物が絶滅してしまうと、生態系全体のバランスが崩れてしまうことがあります。

  最近でいうと令和2年12月に漁業法の改正「農林水産省ホームページ 密漁を許さない ~水産庁の密漁対策~(※2)」がなされました。

まだまだ知らない方も多くいると思います。現在海ではナマコの仲間とアワビの仲間は、漁業権所有者の他、許可を得て採取する以外は違法となり、受け取りや持ち運び、保管は禁止されています。

  他にも、各地域で捕獲禁止が指定された生き物がいます。また捕獲の時期や大きさが決められていたりもします

ここ静岡県の各地域の漁業権に関するものは、「ふじのくに静岡県公式ホームぺージ 共同漁業権(漁業権対象種)一覧表(※3)」を参照ください。

もちろん漁業対象種だけでなく、絶滅が心配されている種も含めて管理されています。

私たち人間がこの地球上で暮らし続けるために、とても大切なことです。

法律を守ることは、その生き物を守る事だけに留まらず、結局は私たち自身を守ることに繋がっているわけです。皆さんも法律のもと、大いに楽しんでください。

 

参考文献

「いきもの六法 日本の自然を楽しみ、守るための法律」(2022)中島慶二・益子知樹監修 山と溪谷社いきもの部 株式会社 山と溪谷社

 Web

※1.環境省レッドリスト2020(環境省)URL:https://www.env.go.jp/press/107905.html (2022年7月6日利用)

※2.密漁を許さない ~水産庁の密漁対策~(農林水産省ホームページ) 

URL: https://www.jfa.maff.go.jp/j/enoki/mitsuryotaisaku.html (2022年7月6日利用)

※3.共同漁業権(漁業権対象種)一覧表(ふじのくに静岡県公式ホームぺージ)

URL:http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-430/untitled.html(2022年7月6日利用)