2023年のウミガメ報告
1991年から開始した下田市を中心の舞台としたウミガメの保護・調査活動は今年で33年となりました。
当初は、産卵があった際に産卵数の確認や保護策の設置が主な活動でした。
この活動から、下田市にはほぼ毎年アカウミガメが産卵に来ていることが明らかになりました。
また、6年ほど前からは学区内に産卵記録の多い砂浜がある、地元小学校で「ウミガメの授業」も行っています。
調査なども一緒に行う事で父兄を巻き込み、地元住民の関心も高めてきました。
さて、2023年の下田市の産卵状況はと言いますと、残念ながら1つも確認はありませんでした。
しかしながら、ウミガメに影響がありそうな光源(外灯や自販機の明り)を夜中に消すなど、住民のウミガメを守ろうという機運の高まりを感じています。
産卵に来るアカウミガメを守っていくために、最も重要な事の一つに産卵が行われる砂浜の環境があります。
今後も住民のご協力を得ながら、活動34年目となる2024年も変わらず活動を続けていきたいと思います。