「季節来遊魚について」

季節来遊魚とは、水温が上がりだした初夏に台湾などの東南アジアや沖縄県などの南シナ海などに生息をしている亜熱帯域の生物が黒潮に乗って伊豆半島沖や房総半島沖までやってきた生物のことを言います。

季節来遊魚は、以前までは死滅回遊魚とも言われており、温帯の本州にきた生物が、冬季に水温低下で死んでしまうことからそのような言われ方をしていました。他にも成熟する前に死亡してしまうことから繁殖することができない、分布拡大ができないことから無効分散とも言われています。

1月にもなり伊豆半島では、季節来遊魚の姿を見る機会が少なくなってきました。昨年の夏期に観察された季節来遊魚を紹介します。

今年の夏も多くの季節来遊魚が伊豆半島沿岸にも出現します。海に遊びに行った際は是非探してみてください。

アケボノチョウチョウウオ

ウシエビ

タコクラゲ

チョウハン

ツノダシ

トゲチョウチョウウオ

ニセタカサゴ

ハタタテダイ

フウライチョウチョオウウオ