土用の丑の日にちなみ天然のニホンウナギを展示

ウナギは近年、急速にその数を減らし絶滅危惧種に指定されるなど話題に事欠きません。なぜウナギが急速に数を減らしているのか、その背景を透かして見ると環境問題が見え隠れしてきます。下田海中水族館では、今年の夏もニホンウナギを展示から、環境問題も感じ取っていただければと思います。

ウナギの生態は長年多くの謎に包まれてきましたが、近年では産卵の為に大海原を回遊することや、生まれた子供がどのようにして川へ戻ってくるのかなど、少しずつ謎が解き明かされてきた生態について、詳しく解説します。そして、どのような環境の変化がウナギたちの生活に影響しているのかを知っていただき、考えるきっかけとなる展示となります。

「食べ物」として日本人が大好きなウナギ。展示生物としてはスポットライトが当たることの少ないウナギですが、ぜひ楽しく知って頂ければと思います。

展示:ニホンウナギ( Anguilla japonica ) ウナギ目 ウナギ科

展示期間:2020年7月18日(土)~2020年8月31日(月)まで

分布:北海道太平洋側から九州、琉球列島など

生息域:河川、湖沼、河口域、沿岸海域